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ゆあン嬢の部屋


[7] 偏愛
詩人:ゆあン嬢 [投票][編集]

僕の知らない歌を口ずさみ
僕の知らない音を奏でる

僕の知らない誰かを想い
僕の知らない誰かを愛す

僕の知らない誰かに抱き
僕の知らない誰かに愛を紡ぐ


今の貴女を形成している要素
僕が知らないモノばかり

その中に
もう、僕は1%も残っていない

僕の中は
まだ貴女がこんなにも溢れているのにね。

流す涙さえ
貴女への架け橋になる気がして。


嗚咽から零れる
貴女への偏愛

2009/08/03 (Mon)

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