詩人:裕樹 | [投票][編集] |
無は怖い
そこには何の感情もなく
何も存在しないのだから
だけど無駄
無力
無慈悲
無意味
そして無気力
無の後に言葉がつく事は
とても大切な事で
そこには何かがある
落ち込むことがある
悩むことがある
そして考えることがある
だからこそ辛い
だけどそれが
生きている証
本当の無はもっと怖いんだ
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また奴が来た
不定期的に来る奴は
勝手に頭の中に入って
ぐちゃぐちゃに掻き回していくんだ
考えたくもないことが
頭の中を支配して
感情が爆発しそうになる
それなら、いっそ
お気楽ノータリンになれれば
奴に支配されずに済むのに
そうはさせてくれないらしい
負の感情は難攻不落だ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
土台のない心の上で
いくら腕相撲をしても
力が入らず
本気をだせないと
嘆かないで
僕は腕相撲なんかしてないよ
君の心が
押し潰されないように
君の腕を
引っ張ってるんだ
君は力を
いれなくていいんだよ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
偽善
とてもキレイな言葉
それは
悪ではないよ
良いことなんだから
周りから何を言われても
主張しよう
僕は偽善者だと
良いことなんだから
周りから何を言われても
実行しよう
人の為の善を
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
中毒なんてもんじゃない
やめたいのに
やめられない
これは一種の病気か?
僕の中の思想家よ
革命をおこすなら今だ
勇気をだして奮い立て
第5回
禁煙宣言
すぱ〜
どうやら
意志の弱さは筋金入りらしい・・・
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
あの時
そっと抱き締めた君は
泣いていた
遠く離れても
僕らの関係は
ずっと続くと思っていた
君は気付いていたんだね
僕らが終わりに
向かっていることを
ずっと
わからなかったんだ
その涙の意味が
離れてから気付いても
もう手遅れで
僕は涙を流すことを
忘れていた
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
目を閉じれば
今も蘇る目蓋の裏の記憶
思い出したくない過去が
いつまでも
僕を縛りつける
まだまだ
発展途上の僕は
不安定な情緒で
まだまだ
過去に向き合うことができない
だけど
今はまだ無理でも
いつかは
笑って
振り返りたいと思う
過去がある
思い出したくない過去が
いつまでも
僕を縛りつける
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
好きだから
それしか表現する術がないから
僕は僕の為に書いた
詩を大切に想う
好きだから
それしか表現する術がないから
嫌いになることもあった
本当は僕の為に
前向きな詩を書きたくても
表現されるのは
皮肉ばかり
好きだけど嫌いなものがある
それが大切なものなんだ
ねぇ…
君もそうだよね?
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
目で見えるものが
すべてでないことは
知っている
それでもあの星は
そこにあって
僕には見えている
すぐに見えなくなる星が
すべてを語ってるようで
静寂の中にあるすべてを感じる
そんな錯覚すら覚える
今日の夜空の寒さが
また僕を笑っている
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
雨に隠れて
涙は降りやまない
悲しいことはなに?と
誰にも気づかれない涙に
聞いたら
意味なんてない
ただ、空が泣いてるから
もらい泣きしてるのさ
ただ、雨の傘をささないと
恥ずかしくて
泣くこともできないのさ
寒いのは
雨に濡れてるからじゃなかった
寒いのは
雨が降らないと
人前で泣くこともできなくなっていた
僕自身が寒かった