詩人:裕樹 | [投票][編集] |
鉛筆の後ろの消しゴムで
でっかな夢を消された
たった1ミリの消しカスが僕の胸に
ミサイルを撃ちこんで
必要な物など捨てちまえ
才能なんていらねえよと
でっかな夢に穴を開ける
鉛筆の後ろの消しゴム
夢は書き替えられる物なんだ
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ロクな言葉も出ずに
慰めようなんて
図々しいよね
だけど僕には
そばにいることしかできない
君の言の葉を聞いて
何の助言もなく
頷くことが精一杯だった
それが僕の言の葉
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ある日僕は見つけたんだ
たくさんの財宝の山
イカサマを見破れば
キャプテン・フックも
いいカモさ
大人の汚れを知っている
今の僕は
昔の僕すら信じられない
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爽やかな風が
僕の頬にビンタをして
冷たい涙を吹き飛ばす
案外痛いものだねと
心に染みる春の線香花火
この魂の炎が
風にさらわれる頃には
きっと君はもういなくなってる
いなくなってる
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
すべてに満たされない毎日が退屈だから
空を蹴飛ばて
今日を変えたかった
そんなやるせない気持ちで見た空では
一本の白く長く伸びた飛行機雲が
少しづつ消えていった
僕には届かないあの雲も
たぶんこの大地を
やるせない気持ちで見ているのかな
ただ僕は消える前に何かを残したいだけさ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
どうして人は人を傷つけちゃいけないのに
牛や豚を殺すの?
でも僕には関係ないんだ
悪魔の子だから
僕は植物を生かすために
笑って虫を殺してるのさ
きっと僕は地獄いきだね
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ぼーっとしたら
時間が早送り
幸せな結末は
不幸の始まりさ
ぼーっとしたら
時間はゆっくりと
まだまだ先の世紀末へと動きだした
不幸のどん底へと
雲の流れのように
不規則に
ゆっくりと
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
最近のできごとなんて
僕には関係ないから
今日も引きこもり
季節の変わり目さえ
知らずに能天気
エサはいつも同じ
ご主人様はいつも遅帰り
僕はつまらない世界で
今日も独りぼっち