詩人:裕樹 | [投票][編集] |
ねえパパ
どうして人と人が
殺しあうか解ったよ
増えすぎた動物を
殺すように
減りすぎた動物を
保護するかのように
増えすぎた人間は
殺しあうんだね
増えすぎたのも
減りすぎたのも
人間のせいなのに
おもしろいね
ねえパパ
やっぱり僕は人間じゃないや
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
見せかけの僕
磨けばボロボロ
いつまでたっても
弱いから人間
強がるは宿命
弱いものいじめもできない最弱
甘い罠はすぐそこ
自分の道も見つけられず
見逃した甘い罠
鰯よりいわしな僕
神様よ
早く僕を釣りあげて
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
ある夏の猛暑の中で
カミナリに撃たれて
にんじんが飛んでいった
真っ黒になって
飛んでった
僕の大好きなにんじんが
かみなりに飛ばされていった
真っ黒になったにんじん
よく見れば
季節外れのサツマ芋
おいしかった
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
人は誰しも薬指に
運命の赤い糸がある
いつか出会う
運命の人と繋がっている
そして残りの指にも
運命の糸は繋がっているんだ
赤くはないけど
この糸の先には
互いを助け合うことのできる
本当の友達がいる
こんな僕らのように
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
キレイに咲いた
心の花よ
今どこに
散ってしまった花よ
実をなすこともなく
今どこに
もうこの心に
同じ花は咲かぬ
今あるのは
素朴に咲いた
心の花
小さな幸せよ
僕を満たせ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
青い空を見上げたら
寂しさなんか
忘れたよ
誰も僕のことなんか
わかってくれないと
思っていたのに
君は教えてくれた
青い空は僕の
味方になってくれるって
青い空を見上げたら
君のこと考えてたよ
青い空を見上げたら
君が好きなことに
気がついたよ
詩人:裕樹 | [投票][編集] |
やるのか
やれるのか
勇気もないくせに
やれるのか
一人だけで
ゼロからの・・・
揺らぐ心
誰も支えてくれぬ
やるのか
やれるのか
夢はあっても
ひとりぼっちは
怖いぞ