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裕樹の部屋


[147] 無機質
詩人:裕樹 [投票][得票][編集]

牢獄の中の君が叫んで
僕に助けを呼ぶ
鍵はどこにも見つからない
あるのは湿った空気と無機質な鉄格子だけ

何時間たっただろう
君の声はもう聞こえない
遠くで誰かの叫び声がして一時も静寂は訪れない
急に不安になって振り返ると
そこには真っ白な壁があった









あぁそうか君には助けが来たんだね

2009/01/26 (Mon)

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