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裕樹の部屋


[166] 忘れ物
詩人:裕樹 [投票][得票][編集]

あの時
そっと抱き締めた君は
泣いていた

遠く離れても
僕らの関係は
ずっと続くと思っていた

君は気付いていたんだね
僕らが終わりに
向かっていることを

ずっと
わからなかったんだ
その涙の意味が

離れてから気付いても
もう手遅れで
僕は涙を流すことを
忘れていた


2009/02/17 (Tue)

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