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望月 ゆきの部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] シアワセ
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

彼女は そうして つぶやく

「きっと すべて こんなもの」
 
何もかも 終わったわけじゃなく
まだ 逃げ込む場所をもっていた

彼女は シアワセだろうか

2004/02/20 (Fri)

[12] 秘訣
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かくしているものを
全部見せられたら きっと
キミのことは 好きでいられない

恋人どうしって
ひみつばかりだから いいんだよ

2004/02/20 (Fri)

[13] 無垢
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キミと
はじめてのものを
たくさんみて
はじめてのことを
たくさんしたいから

ボクは 
今までずっと 何も知らずにいたんだ

2004/02/26 (Thu)

[14] 責任転嫁
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西側の窓から 陽が射した
そして ぼくは 間がさした

西側の窓から 陽が射して
ぼくが きみを 刺した

太陽が いけない

2004/02/20 (Fri)

[15] 本能
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

たとえ きみが
ここからいなくなったとしても

ぼくは ごはんだって食べられるし
ぼくは 呼吸だってできる


好きにすればいいよ

2004/07/31 (Sat)

[16] タイプ
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かなわないな、と

思わせられる人が 好き

2004/02/20 (Fri)

[17] 蕎麦屋
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

きみとはよく 
駅の近くの 蕎麦屋にかよった

いつも ざるそばを食べるきみが
くっつきすぎの麺を 
一生懸命 なんども なんども
箸で 持ち上げているのを 見るのが
好きだった

あれから 時計の針は何百回もまわり
あれから 地球は何週もまわり

ある日 駅の近くの蕎麦屋は
消えていて

一緒にかよった きみも
ぼくの隣からは 消えていた

2004/02/20 (Fri)

[18] 打算
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はなれてしまうのね 
ほんとの ほんとに 
遠くに

心だけじゃなくて

涙が 消えないうちに
ふりかえってほしい

そしたら すこしは

2004/02/20 (Fri)

[19] レール
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

このレールの上を
たどっていけば
きっと キミにたどりつくのだろう


レールは まっすぐだろうか

2004/02/21 (Sat)

[20] 境界線
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今になって 考えてみると
もう 途中から
おわりが はじまっていた
ふたりだった

2004/02/21 (Sat)
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