詩人:望月 ゆき | [投票][編集] |
曇り空にだまされた
終わらない夜を
誰もが 夢見てた
幻想にかこまれる
限りない時間
誰もがみな 求めてた
嘘をつくのは 終わりにしよう
信じることが こわくなるから
それでも地球は回ってる
東と西の 行き違い
真実はむしろ 虚構の中
煙の中 浮かび上がる
過ぎてきた過去を
誰もがみな 隠してる
太陽が月を おいかける
この壁をやぶり とびだそう
真実はむしろ 虚構の中
それでも地球は回ってる
東と西の 行き違い
真実はむしろ 虚構の中
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夕やけがキレイ と言ったら
うん、と小さくうなづいて
「なにか、おわっちゃいそうな気がする」
と つまらなそうに
こたえた きみ。
そんなきみを
ぼくは とてつもなく
愛しいと思ってしまったのだけれど
それ
言ったら 笑うかい?
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ふたりの時間というものが
あまりに 短く せつないものなので
よろこびも
かなしみも
そこへは 入り込めない
ただ 残るものは
あのときの キス
あのときの 涙
ただ それだけ
詩人:望月 ゆき | [投票][編集] |
あなたは ときどき
ふれあうほど 近くにいながら
私を ひどく孤独にさせる
ふたりでいても
ひとりぼっちね
「恋」というものを
最小限に こまぎれにしたなら
私たちの 恋の終わりが
今 始まっているのだろう
詩人:望月 ゆき | [投票][編集] |
せっかく
この恋が 軌道に乗ったと思ったら
さまざまな 苦しみや
無数の せつなさで
気道がふさがってしまったようだ
もはや 呼吸困難
はやく はやく
119番を
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誰もが みな
たたかっている
それは 社会だったり
それは 世界だったり
それは 家庭だったり
成果を あげるか
戦果を あげるか
前科を あげるか
たたかい はそれぞれ
それでも ヒトとヒトだ
さいごは ひとつ
ひとつになろうよ