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望月 ゆきの部屋


[355] バランス
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

平均台の上を歩くみたいに、生きてる

両の手を横にのばして、バランスをとる
あせってはだめ
はしるなんて、なおさら

足もとばかり、見ている
けど、前を向いたほうがキレイだってことは、知ってる
まだ、前を向けるほど、上手に生きれてない
このごろじゃあ、
つま先から3歩分ほど向こうを見ることくらいならできるようになった
すべて、そんなことからはじまるのだから
それでよし、としている
 
ときどき、風に揺らされる
揺らされるときは、それにまかせて揺れよう
受け止めるということ
足は、止めていればいい
風をよけて早足になってはだめ
簡単なことのようで
それは案外、難しい

平均台はなかなか終わりがみえない
それを受け止めて
両の手はのばしたまま


さいごはジャンプできめよう


2005/07/09 (Sat)

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