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望月 ゆきの部屋


[66] 桜並木に思う
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

川沿いの桜の並木道は
季節ごとに 姿を変える
それを 幾度 過ぎてきたであろう
そこを 幾度 通り過ぎたであろう
きみと

ついこの間までは 
白い雪道だったりもした
この道

桜の木に
つぼみを見つけた、と 嬉しそうに
いちいち 報告してきたきみを
実は
とても とても
好きだったのだ と

今となっては 
きみに 報告するすべもない


2004/03/04 (Thu)

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