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望月 ゆきの部屋


[75] 過失少年
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

らせん階段をかけのぼり
幻影をつかむ
ジャンプしたら
地上がせまる

一転して ・・・楽園の入り口

静寂を好む脆弱な聖者は
聖書を手に清純な青春をおくる
宙返りした中腰の天使は
抽象的な注文に忠実にしたがう

唱歌は空気を浄化する
狂歌に人々は狂喜する

入り口を 目前にして
小さく 舌打ち

・・・いいことばかり 
     つづくもんじゃないさ

手に入れた まぼろし
後悔の海を航海する


過失少年

2004/03/06 (Sat)

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