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望月 ゆきの部屋


[80] パピヨン−蝶−
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

砂の上 

ふたり膝を抱えて 
波の音を数えた

星屑を散りばめた
朝の海をあげるよ


あの瞬間は 
二度ととりもどせない


ため息。 

ひらひら
きみ色の パピヨン


言葉に出さない愛も 
きっとある はず

そんな気休めで 
君を傷つけていた

確かめ合う現在(いま)を
なくさないで


さよなら。 

ひらひら
きみ色の パピヨン



今はまだ 想い出にできない

2004/05/16 (Sun)

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