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蓮花の部屋


[16] 東京の中心で日々憂う
詩人:蓮花 [投票][編集]

丸の内ー日本橋ー兜町ー茅場町ー八町堀ー人形町ー神田ー大手町

頭の中でグルグル回る書類に書かれた漢字と数字
感情をかき消すように鳴りつづける電話のベル


汗と煙草の匂いが染みついた背広だらけの満員電車
湿気と熱気の曇りガラスの向こうに見える
しかめっつらの疲れた顔

あぁ わたしってこんな顔してたっけ

日本のオトナ達って大変なんだなあと
人込みをかき分けながら毎日思う


夢を忘れないで
自分らしさを見失わないで

本当は 心の底ではしがみつきたい言葉

現実では必要のない言葉


そんな自分も結局
このビジネス街の片隅で時間に追われてる

2006/07/06 (Thu)

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