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決して消えない希望の部屋


[7] 幸せ
詩人:決して消えない希望 [投票][編集]

あれは大学生時代のこと

暇を持て余して近所をブラブラ散歩していた時のことだった

小さな交差点で信号が変わる時に、車がすれ違い、事故を起こした  僕の目の前で

      

      けたたましいブレーキの音

        

         凍りつく空気

      

      タイヤのゴムの焦げた臭い



    せわしなく救助のため動き出す人たち



小さな車の方はまるで映画のワンシーンのように一回、前転した。

僕はその時、瞬間的に思った

人の幸せって、一瞬で消えてしまうような儚いものなんだなって

幸せは儚くて、頼りなくて、もろいもの
この手に握り締めて、持ち続けることのできないもの
ふと気が付けばどこかへ消えてしまっているもの

けれど、私たちはそれを求め続ける 一生涯


幸せがいつか消えてしまうものならば
私たちは日々の暮らしの中で、幸せのきっかけを生みだし続けられるといい 

怒りや憎しみ諦めに翻弄されながらも
愛想尽かすことなく、飽くことなく、幸せの種まいていけるといい








2009/02/12 (Thu)

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