詩人:亞利芻 | [投票][得票][編集] |
見失わないことを
ひとつだけ。。
それさえあればいけるんだよ
行くためのヒントはね
水だよ
ボクが初めていったのは
プールに落ちた夏休み
今はお風呂のせんを抜いてね
ゴボゴボ吸い込まれたら
あわてないで目をあけて
迷ってることだけが
さかさまの世界
右手でほらね
すらすらかけちゃう
絵本なんてもうなくて
お母さんもお父さんも
にっこり笑ってる
ボクは恋に夢中で
携帯までキラキラしちゃってる
学校ではすごくお喋りで
家に帰るとおいしごはんが
まってるの
素敵でしょ?
でも忘れちゃだめだよ
帰れなくなっちゃうからね
さかさまになって
わかったことがあるよ
さかさまになって
泣いたことがあるよ
さかさまになっても
かわらなかったことがあるよ
さぁ帰ろう
もしもの国からもしもの国へ
忘れてないよね?
見失わないものを
ただひとつだけ。。
それさえあればいけるんだ