詩人:亞利芻 | [投票][得票][編集] |
今朝起きたらね
キミの目玉になってたよ
まずはカーテンあけるんだね
綺麗…キミのお母さん
はじめてみたよ
ワンピース好きなんだ
ボクもだよ
自転車のカギ
ねぇ
外は凄く寒いよ?
ねぇ
飽きちゃったよ
コンビニの立ち読み
次はどこ?
いつもの駅だ
待ち合わせなの?
携帯ばっか見てるよね
あ…
綺麗な子…
やだ…やだよ…
…
気付けば自転車に
またがったボク
北風にだって
負けないくらい
速く 速く…
まだキミの視界のなか
駅からみた国道の景色
凄い速さ…
視界が細くなる
うそ…ボクだ
髪ボサボサだし
ジャージだし
寒いのにサンダルだ
キミからみたら
ボクはこんなにちっちゃいの
「よぉ」
キミの声
キミの笑顔
見たし確かに聞いた
だけどムリ!
顔が火照る
ブレーキはかけない
一気にかけぬけた
こんな気のぬけた
だらしない笑顔
キミになんて見せられないから