ホーム > 詩人の部屋 > 夢野咲道の部屋 > 投稿順表示

夢野咲道の部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 長い雨
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

長い雨が降り続く 
3日と5時間 お前と別れた時から
長い雨に心は憂欝 
だけどお前のいないせいとは思いたくない

誰か言ってた この世には 
止まない雨などありはしないってね
だけどそれは多分嘘だ 
3日と5時間 まだまだ止みそうにない

TVを見ても ギター弾いても 
行きずりの女 愛しても
酒を飲んでも 歌を歌っても 
お前の写真破り捨てても


長い雨が降り続く 
3日と5時間 心もずぶ濡れ
長い雨に心は憂欝 
そんなにお前を愛したつもりもないのに

TVを見ても ギター弾いても 
生きずりの女 愛しても
酒を飲んでも 歌を歌っても 
お前の写真破り捨てても

ラジオ聞いても 本を読んでも 
何をやっても虚しくて
お前のいない空っぽの部屋 
お前のいない空っぽの心


長い雨が降り続く 
3日と5時間 心もずぶ腐れ
長い雨に心は憂欝
3日と5時間 まだまだ止みそうにない

2008/02/20 (Wed)

[22] 夢よ
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

昔のままの君と 変わってしまった僕が
君の知るはずもない 僕の街を二人歩いてた

街は雨だった 狭い一つの傘の中で
ふれあう手と手のぬくもりを 僕は感じてた

夢よ  時の流れを越えて
夢よ 自覚めた時よみがえるあの日

夜明け前の幻は 追いつく事の出来ない蜃気楼
Ah 夢よ



何かを言いかけて うつむいた君は
いつもの笑顔を失くし 僕の腕をそっと振りほどいた

夕暮れ時だった 雨に消えて行く君を
追い駆ける事も出来ずに 僕はもがいてた

夢よ 時の流れを止めて
夢よ 醒めても続く惑いの中で

何もかもが崩れ去った 砂の城みたいに消えて行く
Ah 夢よ

2008/03/27 (Thu)

[23] 恋をしましょう
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

純な恋をしましょう
報われないと知りながら、それでも愛さずにはいられない

何も特別な見返りなどいらない
ただただ、ただただ愛したい

大人だって恋をする
損得打算の無い恋に憧れる
少女マンガのようなメルヘンな恋は似合わないとは分かってる
けど、心の何処かではドラマのような恋がしたいと思ってるんだ


切ない恋をしましょう
心の奥に閉まってあった
本棚の埃を掃って
切なさについて書かれた本の表紙をめくれば
きっとすぐに思い出せる
あの頃恋した切ない気持ち

世間体と言う建て前はもうやめよう
しがらみなんてモノは脱ぎ捨てよう
全部脱ぎ捨てて裸になった時
ホントの心が見えてくる


哀しい恋をしましょう
痩せ我慢をしても、据膳は食べない
身体より心を抱き締めたいんだ


情けない恋をしましょう
今更ながらの純愛志願はバカな男のロマン?
若い奴には「キモい」と言われて笑われましょう

笑われたって本気は本気
どうせなら、みっともないくらい情けない恋をしましょう

2008/02/08 (Fri)

[24] 掴めないモノ
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

どんなに手を伸ばしたって

掴めないモノがある


どんなに手を拡げたって

掴めないモノがある



何も確かな言葉は無く

何も確かな約束も無い

あるのは不確定な明日と思い過ごしの昨日



解っている

どんなに手を伸ばしたって掴めないモノがある事

どんなに手を拡げたって掴めないモノがあった事

2008/02/09 (Sat)

[25] ありがとうの言葉
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

「ありがとう」は感謝の言葉

親しみを込めて 「ありがとー!」
ちょっと甘えた風に 「ありがと♪」
男ならテレながら 「ありがとな」
言葉にならないひと言を搾り出して言う 「ありがとう・・・」

「ありがとう」は
人と人を心で繋ぐ一番短い言葉

人を優しい気持ちにさせる言葉

何かをしてもらったら
何かを頼んだら
何かを貰ったら

その気持ちに
その行動に
感謝を込めて言う言葉


でも、思い返すと
結構、切ない「ありがとう」も有った

別れの時の「ありがとう」は
「さよなら」以上に切ない言葉

友達でも、恋人でも、肉親でも・・・

それもひとつの
言葉に出来ない心の言葉


「ありがとう」と言える関係だった事に「ありがとう」
今も「ありがとう」と言える関係に「ありがとう」

ホンの短い言葉だけれど
心で伝える心の言葉

2008/02/11 (Mon)

[26] ありのままで
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

自分らしくいられたらそれで良いと思う

繕う事もせず
我慢もせず
飾る事もせず
ただ、ありのままの自分でいられたらそれで良い

自然に
ただ、有るがままに
自分を表し
周りを受け入れ
流れる水のように
風にそよぐ木の葉のように
そんな風にいれたら
それが一番良い事なのだ

でも、
それを良しとしない自分もいる
何故なら
それは或る意味
人生を諦めたと言う意味に等しいのだからと
自分を正当化している自分

結果
心と裏腹に今日も繕う自分がいる

良い人と思われたい
優しい人だと思われたい
その為なら我慢もする

昔、子供の頃
倒れる事を考えて自転車の手放しなんかしなかった
転んで肘や膝を擦り剥いても
恐れなんか無かった

今は何を恐れているのだろう?

自分の事より
周りの事に気を配るのが大人になる事だと思っていた
周りの為に
自分を繕い
我慢をし
それを自分自身への言い訳にして生きて来た

それは本当の自分だったのか?
それが自分のなりたかった大人だったのか?

でも
もういい加減良いんじゃないか?

言い訳も
正当化する事も
そろそろ止めても良い頃だ

人生を諦めていないからこそ
自分らしく生きる事に一生懸命になっても良いではないか

欲しいモノが有るなら欲しいと言えば良い
やりたい事が有るならやりたいと言えば良い
それがありのままの自分で有るなら
それも受け入れよう

人生は無限では無いのだから・・・

2008/02/11 (Mon)

[27] 本心
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

出来る事と出来ない事は判っている

やりたいのにやれないジレンマも
制限と制約の中に有る己の存在意義も
考えても仕方の無い事のひとつとひとつ

そこを求められていないのも判っている

矛盾も受け止めなければならない事のひとつ

甘んじていれば
こんなに楽な事は無い

しかし
居心地は良いが座り心地は悪い

座り心地は悪いのは座り方が悪いからなのか?
座り方を知らないだけなのか?

慣れてしまえば
いつか諦めた事も忘れてしまうのか?

割り切ってしまえば
何も考えなくて済むようになれるのか?

生き甲斐と張り合いを秤にかけて
正義感ぶる事も単なる独りよがりに過ぎないのか?

ただ
安定だけを望むなら
穏やかな水面に石を投げてはいけないと言う事も判ってはいるつもり


それで良いのか?

それで良いんだ

本当に?

多分・・・

本心?

2008/02/11 (Mon)

[28] それしかできない
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

何をしても何を考えても
どうしようもない時ってあるよ

間が悪いと言うのか
空回りしていると言うのか
焦る気持ちを嘲笑うかのように
心が前に進めない

分かっている心とは裏腹に
気持ちが負けていく

誰にだって
そんな事はあるよ

君が頑張っているのは分かっているから
僕は敢えて「頑張れ!」なんて言わないよ

ただ・・・
そうだな
黙って話しを聴いてあげるよ

お酒を飲んで
その時だけ忘れても
醒めればそれ以上に辛くなるだろ?

「時が経てば・・・」
なんて気休めも言わないよ

「気晴らし」
なんて気持ちに余裕がある時にしか言えない言葉だし

でも
時には気持ちが心に負けたって良いんだよ

自分を責める言葉はいくつも見つかるだろうけど
だからって卑下する事もないんだよ

吐き出せない言葉は無理して吐き出さなくても良いよ

それでも
少しだけでも君の心が和むなら
僕が傍にいてあげる
少しだけでも君の気持ちが軽くなるなら
黙って話を聴いてあげるよ

それしか出来ない僕だけど

2008/02/11 (Mon)

[29] ため息
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

冷蔵庫の中よりも寒い毎日

吐く息も白くなる

きっと
ため息はもっと白くなっているんだろうな

自分では分からないけど
傍から見たら・・・ね



冷凍庫の中よりも寒くなれば

ため息も
もしかしてダイヤモンドダストになるだろうか?

キラキラと
空気に解けて

いつか
魔法の言葉に変わるだろうか?

「何とかなるさ」

2008/02/11 (Mon)

[30] ノスタルジア号に乗って
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

人生の中では様々な別れがあります

友との別れ
恋人との別れ
そして大切な人との永遠の別れ・・・

人は悲しみを乗り越える事で
新しい旅立ちを迎える事が出来ます
或いは
新しい旅立ちをする事で
悲しみを乗り越えようとするのかも知れません・・・

どちらにしても
人生において「別れ」は避けて通る事の出来ない事なのです

あの頃、仲の良かった友達
お世話になった先生
一緒につるんで遊びまわったかつての仲間
切ない片思いを告げる事も出来ないで離れ離れになった人
あの日別れた恋人
若気の至りで傷付けてしまった後悔だけが今も残る人
もう還らないあの人

もし、そんな誰かの事を思い出したなら
ノスタルジア号に乗って旅に出てみませんか?

古いアルバムをめくり
或いは記憶の淵をたどり
行き先を決めたら出発です

懐かしい人は今はそこにはいないけれど
振り返るとそこには
あなたがいた風景が見えるでしょう

確かに
そこにはあなたがいて
そしてあの人もいた

もし
そんな誰かを思い出したなら
ノスタルジア号に乗って旅に出てみましょう

ノスタルジア号はいつでも
あなたの心の0番ホームで
あなたが乗り込むのを待っているのです

2008/02/11 (Mon)
94件中 (21-30) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
- 詩人の部屋 -