詩人:夢野咲道 | [投票][編集] |
冷たい雪が僕の肩を濡らす夕暮れ
昭和通のバス停で高野0号を待ってます
帰りを急ぐ人の中に君を探して
もういくつ季節が過ぎたのか
この雪が溶ければ
もうここで君を待つ事もない
雨の降る日には傘もささないで
雨宿りしながら君が来るのを待っていた
いくつかバスをやり過ごして時が過ぎていく
ただひと目見るだけで良かったあの頃
卒業したらそれも終わる
もうここで君を待つ事もない
あれから2年 この場所を通るたびに今も思い出す
昭和通のバス停に今はいるはずもない人
切ない想い胸をよぎってあの頃戻る
あの頃と変わらない制服達
高野0号は
今もこの街を走っているだろうか
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ふわり ふわりと
降る雪のように
流れた時の分だけ
淡色になった想い出が
ゆっくりと ゆっくりと
心の中に降り積もる
見慣れた街の風景に
探す 後姿
行き交う人は途切れないのに
あの頃と何も変わらないのに
見慣れた小さな影は
もう ここにあるはずもない
どうして急に想い出したんだろう
ふと 星の無い空を見上げた
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自分を励ます言葉を探してみよう
落ち込んでいる自分に
悩んでいる自分に
疲れている自分に
1人で辛さを堪えている自分に
失恋の痛手を抱えている自分に
哀しくて泣き出しそうな自分に
そして
頑張っている自分に
どんな言葉をかけたら元気になれるかな?
どんな言葉で話したら心に届くかな?
ストレートに 「頑張れよ!」
叱咤する言葉 「何やってんだよ!」
優しく 「大丈夫だって」
応援団のように 「ファイトッ!」
なだめるように 「負けるなよ」
黙って頷いて 「分かってるよ」
親友のように 「無理すんなよ」
背中を押す言葉 「それで良いんだよ」
言葉は口に出す事で力になる
言葉ってそう言うものだね
心の中の自分に語りかけるのではなく
口に出してみよう!
聴こえなかったら何度でも
足りなかったらもう一度
自分を励ます言葉が見つかったら
口に出して言ってみようよ!
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僕の何気ない一言が
君を頑なにした
君が”ここ”にいてくれる事
当たり前な事なんて本当は何もないのに
僕は探し続けたよ
君の心を溶かす言葉を
擦れ違いはいつも
僕の知らない所で始まっていたんだね
いや、気がつかなかっただけ
何も話さない君のせいにして
僕は探し続けたよ
君の心に届く言葉を
窓の外は雪
降り積もる雪はどんな色をも白く変えるけど
僕の後悔を白く染める事はない
僕はいつも言い訳ばかりだったね
繕う事ばかりだったね
君の事を何も知ろうともしないで
僕はいったい何を恐れていたんだろう
僕は今も探している
あの時、君に言えなかった言葉を