詩人:夢野咲道 | [投票][編集] |
雨が降るから よけい寂しいんです
一人ぼっちの秋の夜は
貝殻のように閉じてしまった 僕の心
思い出す事など 何もなかったはずなのに
又 開いてしまった 古い写真帳
思い出にひたって たった一杯の水割に酔ってしまった
あの頃の夢は 何処に消えたのですか
あの日愛した女は 何処に消えたのですか
ラジオ入れれば あの頃の流行歌
懐かしいなんて 時を感じる
写真の中の少し澄ました 君と僕
たった一枚 あの日破れなかった
心の何処かで まだ 君を愛していたんだ
何年になるだろう 丁度こんな秋の夜に別れた
あの頃の僕は 何処に消えたのですか
あの日愛した女は どうしているのでしょう