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夢野咲道の部屋


[31] ふと・・・
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

ふわり ふわりと
降る雪のように

流れた時の分だけ
淡色になった想い出が

ゆっくりと ゆっくりと
心の中に降り積もる



見慣れた街の風景に
探す 後姿

行き交う人は途切れないのに
あの頃と何も変わらないのに

見慣れた小さな影は
もう ここにあるはずもない



どうして急に想い出したんだろう
ふと 星の無い空を見上げた

2008/02/14 (Thu)

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