詩人:夢野咲道 | [投票][得票][編集] |
他人を傷つけるかも知れない真実
他人を傷つけない為につく嘘
大人は子供に
「嘘はつくな」と正直の大切さを教える
しかし
大人の世界では
しばしば正論が通らない事も多い
会社の為、家族の為
例え、自己の主義主張と違う事にさえ
笑顔を装って苦渋の嘘をつく事がある
その意味で
正しい大人とは
”嘘の遣い方をわきまえている人”と言えるのかも知れない
その人の為を思ってつく嘘
その人の為よりも
ただ正しいと信じて言う真実
嘘も突き通せばやがて真実になると誰かが言っていた
ならば
バレた時にのみ嘘は罪になるのか?
嘘も方便と言うのは
ただの詭弁か?
それとも
許される罪か?
突き通す嘘の呵責に耐えた時
自分の良心と引き換えに嘘は真実になる
そう言う事か?
正しい物、正しい事は真実であるが
真実が全て正しい訳ではない
真実も罪も
全て心の中にある