秋の夜半に降る雨は寂しさのスイッチを入れに来る窓を伝う雨の滴に後悔の数だけ想い出が写る寂しくて切なくて乾いた心に沁みては来るけどもう涙も出やしない秋の夜半に降る雨はぽっかり空いた隣に座る窓打つ雨に押されて想い出も流されていく雨に歪んだガラスの向こう哀しくて切なくて忘れた事さえ忘れてた事想い出させて知らん顔どうせならどうせならいっそ流してくれれば良い何もかも 何もかも秋の夜半に降る雨は枯れた想いを濡らして過ぎる
[前頁] [夢野咲道の部屋] [次頁]