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夢野咲道の部屋


[9] 春を待つ季節
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

悲しい事が多過ぎて
とても上手く笑えないと
そして、寂しげに笑ってみせた
君の横顔 とても大人びていた

忘れていませんか?
悲しい人よ

降りしきる雪のその下にさえ
冬を忍ぶ春がある
どんなに悲しい今日だって
いつか想い出に変わるもの


春を待ってる人がいる
それを待ってる男がいる
風の冷たさに 身を任せ
凍える手に吐息をかけて

いつでも待っている
いついつまでも

そんなあなたの優しさが
よけいに私を辛くさせると
あの日、あなたは粉雪の
街で僕に背を向けた


忘れていませんか?
悲しい人よ

降りしきる雪のその下にさえ
冬を忍ぶ春がある
どんなに悲しい今日だって
いつか想い出に変わるもの

2008/02/05 (Tue)

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