詩人:夢野咲道 | [投票][編集] |
悲しい事が多過ぎて
とても上手く笑えないと
そして、寂しげに笑ってみせた
君の横顔 とても大人びていた
忘れていませんか?
悲しい人よ
降りしきる雪のその下にさえ
冬を忍ぶ春がある
どんなに悲しい今日だって
いつか想い出に変わるもの
春を待ってる人がいる
それを待ってる男がいる
風の冷たさに 身を任せ
凍える手に吐息をかけて
いつでも待っている
いついつまでも
そんなあなたの優しさが
よけいに私を辛くさせると
あの日、あなたは粉雪の
街で僕に背を向けた
忘れていませんか?
悲しい人よ
降りしきる雪のその下にさえ
冬を忍ぶ春がある
どんなに悲しい今日だって
いつか想い出に変わるもの