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夢野咲道の部屋


[91] 高野0号
詩人:夢野咲道 [投票][編集]

冷たい雪が僕の肩を濡らす夕暮れ
昭和通のバス停で高野0号を待ってます
帰りを急ぐ人の中に君を探して
もういくつ季節が過ぎたのか
この雪が溶ければ
もうここで君を待つ事もない



雨の降る日には傘もささないで
雨宿りしながら君が来るのを待っていた
いくつかバスをやり過ごして時が過ぎていく
ただひと目見るだけで良かったあの頃
卒業したらそれも終わる
もうここで君を待つ事もない



あれから2年 この場所を通るたびに今も思い出す
昭和通のバス停に今はいるはずもない人
切ない想い胸をよぎってあの頃戻る
あの頃と変わらない制服達
高野0号は
今もこの街を走っているだろうか

2008/10/13 (Mon)

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