ホーム > 詩人の部屋 > 弓胡桃の部屋 > 新着順表示

弓胡桃の部屋  〜 新着順表示 〜


[5] 幸せ
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

幸せになるためにあなたはいる
幸せになるためだって思えば
何だって出来ると思うだろう?

2003/06/21 (Sat)

[4] 当たり前。
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

「友達に囲まれている人は幸せです」
この当たり前のような何でもない言葉が、
何年も私を劣等感の檻に閉じ込め、苦しめている。

2003/06/11 (Wed)

[3] 温室育ち
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

あなたは
「俺にぴったりのタンポポみたいな奴だ」
って言ったけど
ごめんね
私 本当は温室育ちのチューリップだった
みんなの愛に包まれて
みんなに甘えて生きてきたんだ

2003/05/11 (Sun)

[2] 甘味ぜめ
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

ケーキを焼いた。
真っ白いクリームを塗ったくって、
砂糖づけの果物を中にぎっしりつめこんで、
とんでもなく甘い代物。
あなたに言った。
「食べて。」
そして言った。
「ここにずっといてね。」

あの人はとうとう出ていった。
扉は閉ざされた。
私は一人になってしまったのに、
扉の向こうではあの人が、
他の誰かと笑ってる。
泣くわけにはいかない。
私の部屋は前と同じ、
甘いにおいにあふれてる。
残していったフォークで
私はケーキを食べ始めた。
その甘さのウラで
偽善の味、がした。
あなたは私のすがるような目を何を思って見ていたの?
あなたを縛りすぎたから出ていったの?
それとも私だったから出ていったの?

場違いな甘さに自分のみじめさを思い、
帰ってきて、という言葉を飲み込む。
さみしさは永遠のように思われたが、
いばらの塊のような
このケーキを食べ終えたら
その先には何かがあると
そう信じて生きていた。

そして、
甘いにおいも消えかけたあの部屋で、
顔の光をすっかり失くした
私が
のろのると
扉、を開ける。

2003/05/10 (Sat)

[1] さみしい、と…
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

さみしい、と口にしてはいけないと思っていたし、

さみしい、と思ってはいけないと思っていたし、

さみしい、と思っていないと思っていた。

2003/05/10 (Sat)
15件中 (11-15) [ 1 2 ]
- 詩人の部屋 -