詩人:満月 | [投票][編集] |
春先になり
ちょっと去年の今頃を思い出す
さくらの花びら散りゆく公園
天気もよかったことをはっきりと覚えている
綺麗な公園だった
かわいいレストランでランチをとった
その後でまたゆっくり散歩した
暖かくなってきて気持ちよかった
あんな時間はもう帰ってこないだろうと
今胸に大切にしまった
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毎日がダビングしたかのような日々
繰り返し繰り返し訪れては
日々擦りきれてゆく
このテープは止めることは出来ない
一時停止も巻き戻しもあり得ない
テープの残り時間なんて気にしない
だって終わりを想像しながら
再生し続けるだなんて辛いだけでしょ?
毎日がダビングしたかのような日々
それでも毎回訪れては
力いっぱい擦りきれてゆく
プツリと途切れるように終わって逝きたい
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自分のさ…大切な人は身代わりになったて
守ってあげたいって思う
勝手に思う…。
自動的にそう思う。
これは偽善者ですか?
僕は傍観者ではいられないのです。
ただ…。少しだけ
ほんの少しだけでいいから…。
僕のこと見て欲しい。
頭撫でて欲しいのさ。
みんなにじゃない…大切なほんの僅かな人達へ。
上辺じゃなくてさ。
ノリとかじゃなくてさ。
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夢見るものなら山ほどあるさ
どれもがカタチにはならないものだけど
追い続けていたいのさ
詩が涙で謡えなくなっても
誰にも届かないとしても
山ほどあるなかのたった一つ
追い続けていたいのさ
言葉にならない想いほど
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素直になれずに何も言えないまま さよなら
どこまでも着いてきて欲しかった
……なんて
どこへ?
自分の行き先さえハッキリしてなぃのに?
居場所だって見つけちゃいないのに?
そんなだから見透かされる
強気な言葉が悲しく聞こえるでしょう?
隠すのに必死なのが滑稽だよ
素直になったって自分という矛盾があるから前を向けないんだ
今はこれが精一杯
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ふわりとした時間の中で
眠りについて何の夢をみてるかな
重ねあった夢の続きを
眺めてゆらゆらる
眺めてゆらゆらる
そっと触れれば滲む温度から
想う気持ちまで溶けだしそう
交わす言葉がない時間の中で
眺めてゆらゆらる
眺めてゆらゆらる
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また悪い癖がでちまった
そんなつもり無いのに
寂しいから一緒にいるんでしょ
……だってさ
誰でもよかったんでしょ
……だってさ
そんなふうに見えるねん
……だってさ
そう言えば…
僕は誰を愛してるんだろぅ
あなたは自分が大切なのよ
……だってさ
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素直二向キ合エナイ
相手ヲシンヨウデキナイ
見テ欲シイケド
見テ欲シクナイ
踏ミ込ンデ来ルケド
受ケ入レラレナイ
アンナ想イハ
モウタクサン
ソウ想ウホドニ
眠レナイ夜ガ繰リ返サレル
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日の昇る回数と
月の満ち欠けを数えて過ごす
明るく瞬いて夜空に消えて行く流れ星
透き通る闇に目をうばわれながら
振り返り 振り返り
冷たくなった両手にはなにもなく
かさついた感覚だけがのこった
夜風になびくほどに伸びた髪が音をたてる
日の昇る回数と
月の満ち欠けを数えて過ごす
夜空に明るく浮かび上がる街の雲
薄オレンジ色をだきながら静かに浮かぶ
振り返り 振り返り
吸いたくもないタバコに火をつけ
それに気が付き嫌気がさして揉み消した
久しぶりに鏡をみたら
少し年老いた感じがした