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満月の部屋


[44] 時に告げられるもの
詩人:満月 [投票][編集]




日の昇る回数と

月の満ち欠けを数えて過ごす


明るく瞬いて夜空に消えて行く流れ星

透き通る闇に目をうばわれながら


振り返り 振り返り



冷たくなった両手にはなにもなく

かさついた感覚だけがのこった



夜風になびくほどに伸びた髪が音をたてる



日の昇る回数と


月の満ち欠けを数えて過ごす



夜空に明るく浮かび上がる街の雲


薄オレンジ色をだきながら静かに浮かぶ



振り返り 振り返り


吸いたくもないタバコに火をつけ


それに気が付き嫌気がさして揉み消した



久しぶりに鏡をみたら

少し年老いた感じがした

2008/12/14 (Sun)

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