ホーム > 詩人の部屋 > 満月の部屋 > 最後の手紙

満月の部屋


[62] 最後の手紙
詩人:満月 [投票][得票][編集]


緑がきれいな田舎から、母の最後の手紙が届く

夜になっても明るい街へ


十数年間かわらず私への心配事を伝えてくれる

苦労重ね満足に電話も出来ぬ母へ、私は何も出来ないまま最後の手紙をそっとしまった


ぐっと込み上げてくる感情は、いつまでも私を責めつづける


2011/01/28 (Fri)

前頁] [満月の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -