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ユースケの部屋


[1] 隠れ桜
詩人:ユースケ [投票][編集]

花開くときまた会いましょう 白いつぼみはまだ幼い

涙出るほど恋しいけれど 春がくるまで待ち続ける

いつか美しく咲きたい 君を振り返らせたい
凍える寒さを吹き飛ばして

4月がくると僕は桃色になって
誰よりもきっと眩しく輝いている 
見にくいところだけど懸命に咲くよ
それだけが僕のできること 
桜の木の下君はいるのかな

寒い季節が長く感じる 早くこないかなしおれそうだ

だけどあきらめたくない 枯れるわけにはいかない
春がくることを信じている

どんなに離れてても 君は来なくても
自分の全ての力を振り絞って
小さな体だけど懸命に咲くよ
それだけが僕のできること
桜の木の下君はいるのかな

桜の木の下君に来てほしい        

2005/07/23 (Sat)

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