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ユースケの部屋


[37] 目覚し時計をいじくってたら
詩人:ユースケ [投票][編集]

あなたに会いたくて時を戻したくて
時計の針を左に回している
どんなに回しても鏡に映しても
あなたには会えない

初めて見たあの時覚えた好意感
通り過ぎるたびに思い出していた
勇気を出して話したときの緊張感
ふるえていた かっこ悪かった

だけどキラッと眩しく光る
今までにない僕がいた
こんなに積極的な僕を
引き出したのは他でもないあなただ

あなたに会えたこと空からのプレゼント
180°回る閉ざされた黒いハート
こんなに頑張っている何かが違う自分
隠された情熱燃え上がらせた
あなたに会いたくて時を戻したくて
時計の針を左に回している
どんなに回しても鏡に映しても
あなたには会えない

夢から覚めて残ったのは喪失感
一時間前まであなたを感じていた
六時間が過ぎて替わって出たのは脱力感
すべての力を使い果たしたんだろう

命宿して消えた天使は
もう手の届かない所へ
あなたがいてくれなかったら
動くだけの肉の塊だった

巻き戻しができるなら伝えなかっただろう
「好き」という二文字そんなこと言わなければ
近くにいれたのに友達は続いたのに
もう戻れはしない

あの天使が落としていった
白い羽は消えて行った

2006/03/20 (Mon)

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