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ユースケの部屋


[5] 恵みの雨
詩人:ユースケ [投票][編集]

てるてる坊主を逆さ吊りにして
空が泣くのを待っていた
僕だけに見える君が傘を忘れて
後ろから走ってくるんだ

大きめの傘を左手に
君の手を右手握って

面白話をしながら
ゆっくりと歩いてくのさ

ところが雨の音に気づいた時
右手に持ってたのは
ただの地味なカバンだけだった

天気予報はにっこりマーク
僕の中では傘マーク
今週はずっといいお天気だそうだ
なんか淋しい気分だな

傘立てを見つめながら
今日も家を出るよ

2005/02/02 (Wed)

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