詩人:悠 | [投票][編集] |
たまに見せるその笑顔も
一生懸命働く姿も
誰にでも優しい所も
あなたのいい所は
全部知っている
本当はお酒が弱いことも
女の子が大好きで
ちょっとエッチな所も
それでもあなたの
すべてが大好きなの
このままずっと
あなたのそばにいたい
このままずっと
あなたの景色で終わりたくない
この想いは
あなたに届くかな…
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夜中に家を
抜け出して
あなたと二人
秘密のデート
少し家から
離れた公園で
あなたの車で
秘密のお話
今夜も部屋を
飛び出して
あなたの所へ
走ってく
今のあたしの
唯一の幸せ
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あなたに彼女がいると
知っていても
好きという気持ちは
止められない
あなたが彼女と過ごした
時間より
あたしの方がきっと
長いはず
あたしにはあなたが必要で
あなたに必要としてほしかった
体の繋がりだけだと
わかっていても
それでも必要とされるだけで
うれしくなる
後悔なんてしないから
あたしをもっと
愛してください
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季節はずれのさくらが咲いた
これから雪がおりる時期なのに
ひっそりと
しっかりと
薄い薄いさくら色を
咲かせる
何百本とある
並木道で
たった一本だけの
春がくる
勘違いした春だけど
あたしの心は
春色になれた
次の本当の春までに
あたしの花を咲かせたい
あたしの心が
ずっとずっと
輝けるように
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あたしたちはあの頃の悲しみを
忘れてしまっている
あたしたちはあの苦しみから
逃げようと必死だった
きっとあの時に誓った思いも
忘れかけているのかもしれない
もう一度思い出そう
あの時のこと
何度も涙を流し
たくさん傷ついたこと
そして…
生きようと誓った
あの日のことを
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今のあたしには人の不幸を見て
自分が不幸でないと確認する
自分が不幸じゃないと思えば
幸せなんだと勘違いできるから
誰でもいい
今のあたしにやさしい言葉をかけてほしい
気づいてほしい
あたしがいること
生きていること
本当は傷ついてること
誰かにわかってもらいたい
今、あたしがここにいるということ
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17時57分
あたしは出窓でタバコをふかし
ボーっと薄暗い空を見上げていた
気が付くとすごい音と共に
激しい揺れに襲われた
今でもあのときのことは
うっすらとしか思い出せないが
出窓から飛び降り
急いでタバコを消した
いろんな物が落ちてくる音に
恐怖を感じ布団にもぐりこんだ
揺れがおさまり
急いで下へ降りた
食器棚の扉が開き
冷蔵庫の上からはウィスキーのボトルが落ちていた
恐がる祖父母と怯える犬を
急いでダイニングテーブルの下に潜りこませ
あたしは出口の確保と火の元の確認をして
余震に備えた
何度も何度も余震は続き
眠れぬ夜を過ごした
あたしには親はいない
だからあたしが祖父母を守らなきゃ…
連絡が取れない友達もどうか無事でいてくれますように…
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明日は休み
だけれどあなたには会えない夜
淋しくて、淋しくて自分を抱きしめる
突然あなたからのメール
“今からなら 会えるよ”
急いで車に飛び乗って
あなたの待つ駐車場へ向う
初めて走る道なのに
あなたに吸い寄せられるように
車は走る
1時間かかる道のりだって
あなたに会いたくて
30分で着いた
少しでも長く
あなたのそばにいたいから
そして…
家族が起きる前に
家へと戻った
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いつかは
別れが来ることも
いつかは
終わりにしなければいけないことも
全部分かってる
あなたと会っているときくらい
嫌なこと考えたくないから
もう少し
あなたの胸の中で眠らせて…
あと少しだけ…