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ふぉれすとの部屋


[23] 澱んだ瞳の謎
詩人:ふぉれすと [投票][編集]

朝陽を浴びた部屋の片隅には

念入りに磨いたフォークギター

そのボディーに毎朝映す

瞳の澱みが信じられずに

今日も破れかけのクロスを片手に磨く

なぜこんなに汚れてしまったのか

いつこんなに汚くなってしまったのか

理由も何時かもわかっているさ

それまでは表の自分は汚したくないと

裏の自分が憎しみも悲しみも

瞳の奥で隠していたのさ

でもあの時全てが壊れてしまったのさ

あの時全てが裏返ってしまったのさ

ほら表の自分が瞳の奥で泣いてるから

それが涙になっていくんだ

2006/01/09 (Mon)

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