都合良く駆け出せたなら今頃“そこ”に居ただろうさ奇妙な運命の波に舵を任せて今日も枯れ木のようにただ流れ逝くいつ沈んでも悔いはないさもう一度立つ気力が無いのだからこのままそっと浮かんでいたいそうすれば“そこ”を忘れられるから何も無いこの奇妙な海の真ん中で
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