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優花の部屋  〜 投稿順表示 〜


[204] いとしい
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その口癖
ペンを持つ手
真剣な横顔
差し出したペットボトル
私の名を呼ぶ声


ずっと見ていたい
ずっと聞いていたい



あなたの傍にいられる


一瞬の時が


この上なく いとしい



2007/09/23 (Sun)

[205] 想い出になる
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一緒に笑った
同じ場所にいた
たくさんの想い出を話した

あなたとの今日

この
あなたとの今日が

一秒後には
想い出に変わっている

想い出は
私たちを追いかける

切ないくらいに
早く

あなたとの今日は

想い出になる




2007/10/25 (Thu)

[206] あなた
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あなたに会いに行く
何度でも目を閉じ
不確かな世界へ





触れているはずなのに
どこか空気のよう


隣にいるのに
なぜか輪郭すらはっきり見えない


名前を呼んでるのに
どうしてか心に残らない







現実の光に
あまりにも確かすぎる世界へと
引き戻されそうになる私は
あなたに会うために
何度でも目を閉じ
不確かな世界へ




そこに広がるのは
幸せな世界


あまりにも不確かすぎて
幸せな世界


誰も留まることはできない
幸せな世界




そこで私は
あなたに出会う


知らないようで知ってる
あなたに出会う


あまりにも不確かな
あなたに出会う










++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

不確かな世界=夢
確かすぎる世界=現実


私はよく、夢の続きを見ようと何度も目を閉じます。
見れる時もあれば、見たくもない次の夢を見たりします。


2007/12/02 (Sun)

[207] 手編みマフラー
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私の代りに
君があの人を
冷たい風から守り抜く

風に負けて
あの人の首から
手を離したりしちゃいけないよ



私の代りに
君があの人を
寒い吹雪から守り抜く

私がずっと
あの人の傍にいるわけにはいかないから
ねぇ、君 あの人を頼んだよ


2007/12/20 (Thu)

[208] あなたへ
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ビルの下
寒い風の吹く中
たくさんの人が通り過ぎる



私はベンチに腰掛けて
ノートを取り出す



凍りそうな手
誰も立ち止まらない
冷たい街



私はペンを持ち
言葉を繋ぐ



あなたへの感謝の気持ち

それから

あなたへの問い




ノートをちぎり
封筒に入れ
小さいシールを真ん中に張り
あなたの名前を表に
私の名前を裏に書いた






そこで気付いた
切手を忘れたこと










今すぐにでも届けたい想いを
鞄に押し込んだ




冷え切った身体
あきらめて駅に向かう











 この寒い夕暮れに あなたは何を思っていますか?












今すぐにでも答えてほしい問いは
私の鞄の中









+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


詩とは関係のないことですが、
「詩とメルヘン」が「詩とファンタジー」として戻って、
二冊目の刊行となりました。
ずっと続きますように、と願います。

良ければ一度、大きな本屋さんに立ち寄ってみて下さい。

少し、宣伝でした。すみません。。


2008/01/18 (Fri)

[209] 
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クロス ユア フィンガーズ

そして唱えて
君の夢を



クロス マイ フィンガーズ

そのあと祈るよ
君の夢が叶うようにと





2008/03/25 (Tue)

[210] 無題
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目が合えば
それで良かった

一瞬でも
私の存在を確認してくれたのなら
それで十分だった



あなたの瞳に映れた三日間
それは 忘れはしない
私の宝物

心の中に残る
あなたの面影は
私の望み


2008/06/08 (Sun)

[211] 不況
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この
先の見えない世界を
笑い飛ばしてやろう

10年後が見えない
5年後が見えない
1年後が見えない
半年後が見えない
明日が見えない

そんな世の中だから笑おう
笑ってやろう


明日すら見えない
1時間後ですら見えない
いいじゃないか





未知の世界に足を踏み入れるのは
怖いんじゃない
面白いんだ

一歩踏み出した先が崖なら
必死に残っている片足で這い上がって
新しい道を行こう




一度の失敗なんて
何てことない

十回だって
百回だって
千回だって

笑い飛ばして
明日へ

あなたなら
大丈夫



2009/05/23 (Sat)

[212] 最後の詩
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あなたのことが
気になってた

あなたへの想いが強くなって
たくさん詩にした

あなたに気に入られたくて
書いた詩も あるよ


きっと
あなたは
気づいていなかっただろうけど










あなたへの想いは
もうないのに

あなたに向けて書くこの詩に
意味はあるだろうか














そんなことを考えながらも

過去の詩を読み直して

懐かしくなって

ふと あの頃の私に気づいてほしくなって

私はこんな詩を ここに残してみる


















きっと これが

あなたを想って書く

最後の詩






2009/09/09 (Wed)

[213] 約束
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あなたの力になってみせる

だなんて
そんな大層なことは
言えないけれど




あなたが倒れてしまった時

支えられないのが
怖いからと
知らない振りして
避けたりはしないと
約束する





2009/09/09 (Wed)
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