詩人:優花 | [投票][編集] |
あの頃に戻ってみたくなって
引き出しから
何枚ものルーズリーフを
探しあてた、
不思議なコトに
あんなに好きだった
あの人を想って書いた詩は
一つもない
薄れていく記憶
あの頃の気持ちを知るすべは
引き出しには
もう 残っていないようです。
薄れていく記憶
心の引き出しには
場面がぐちゃぐちゃになったまま
整理が必要だと思わせるような形で残っています。
幸せな恋でした、
まだ幼い可愛い恋でした、
日々あなたを見れるだけで嬉しくって
あなたと おしゃべりしたなら顔が真っ赤になる
そんな恋でした。
私はいつもタイミングが悪く
その子との恋も
叶うコトはなかったけれど、
幸せな 幸せな恋でした。
幸せな 幸せな日々でした。
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雪のように
しんしんと
こまかく
きれいに
想いを
かさねることが
できるのなら
どんなに
すてきでしょう
どんなに
せつなく
想うことが
できるでしょう
雪のように
しんしんと
こまかく
そして
きれいに
ふりつもれたら
きっと
さよならを
言わなければ
いけないのでしょうね
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何も気にせずに
笑っていた頃、
服装なんて何でもよくて、
誰に何を見せても怖くなくて、
化粧するコトなんて考えなかったし、
ダイエットしようなんてコトも思わなかった、
髪型だって 流行だって 大切なコトじゃなかった、
何も気にせずに
太陽と遊んでいた頃、
いつの間にか
私は一つ一つ歳を重ね、
いつの間にか
小学校が小学生が あんなに可愛く、小さく見えてしまう、
いつの間にか
周りからの目を気にし、ちゃんとこの世界の中で生きる一人になった、
何も気にせずに
無邪気に走り回っていた頃、
何にでも全力を尽くして
何でも自由気ままで
何にでも興味を持ち
何でも楽しかった
好きだった先生、
好きだった友達、
自然に好きだったあの子、
何も気にせずに
自分が好きだと言えた頃、
無邪気に
みんなが みんなが 好きだと言えて、
恥ずかしくて
あの子とただ はしゃいでいた頃、
見た目なんて関係なく
そのまんまだった頃、
今でも一番大好きな、大好きな、記憶。
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涙の分だけ
好きになるよ
涙の分だけ
忘れられないよ
涙の分だけ
会いたくなるよ
涙の分だけ
戻りたくなるよ
涙の分だけ
思い出すよ
涙の分だけ
実感するよ
ちゃんと
涙の分だけ
実感するよ
あなたがココには
いないってコト、
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贅沢なコトに、
たった一人誰かの特別になりたくて
あなたが必要だよ、って
本当に 言われてみたかった
贅沢なコトに、
気持ちは変わらず
たった一人誰かの特別になりたくて
あなたが必要だよ、って
本当に 言われるのを
今も待ってる私がココにいる
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あなたが
歩いて、
私の
ほとんど
前まで来て
でも
あと一歩
私の中では
予定されていた
あと一歩が
あなたの中では
予定されていなかった
みたいで
あなたは
私の
斜め前に
立っていて
きっと
あなたにとっては
それが
予定通りで
あなたは
私の
隣の子に
声をかけました
髪は長く
小さい顔で
あまりにも
可愛いすぎる子で
声まで可愛く
あなたは
その子に
声を
かけました
声を
かけると
その子は
あなたに
告白してしまいました
あなたは
付き合おっか、
なんて
軽く言って
その子は
とても
とても
可愛く
幸せそうな
真っ赤な顔をして
どうやってか
その場から
いなくなりました
残った
あなたと
私と
私の隣にいる
私の友達は
何も
言えなくて
そしたら
あなたが
何か
私に
言いました
あなたは
笑っていて
私は
あなたと
確かに
しゃべったのですけど
私が
覚えているのは
あなたに
おめでとう、
って
言った事だけ
笑えない
笑ってる
笑顔で
伝えたコトだけ
いつも
私は
あなたを
つかめない
あなたは
いつも
優しい笑顔で
私に
話しかけるのに
あなたは
私を
一番には
もう
してくれない
あなたは
私を
きっと
忘れていく
私は
あなたを
忘れられない
夢の破片たち
集めて
覚えているのは
あなたが歩いて来た時に感じた
あの どきどきと
あなたが私に話しかけた時の
あの 笑顔
夢の破片たちを
集めても
覚えているコトは
あまりにも不確かで
あの瞬間は現実ではないと
知ってはいるのだけど
あの どきどきには
現実だって敵わない
現実だって 敵わない
詩人:優花 | [投票][編集] |
きっと
あなた達は想い出しているのでしょう、
去年のコトを
もっと、もっと、前のコトも
きっと
あなた達は寂しさを感じているのでしょう、
だって一緒が 独りに変った
別れるホントの辛さをあなた達は知った
きっと
あなた達はラクになれたのでしょう、
あなた達にとって良い方法だったと
私は信じてる
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私のコトではないのです、
去年までは一緒だったクリスマス
彼女と彼はどんな形で今年のクリスマスを、
それぞれに過ごすのか、
去年は1枚、同じ家に書いたクリスマスカード、
今年は2枚、別々の場所に送るコトになりました、
でも、それが一番良い方法だったのだと
信じて、カードを送ります。
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『男友達T』
私は
バカでしょうか、
あなたは
私の友達です、
私は
ダメでしょうか、
あなたは
私の男友達です、
私は
どこまで許されるでしょうか、
あなたは
私の大切な人です、
私は
どうすればいぃでしょうか、
あなたは
私の好きな人です、
あなたは
あくまでも 私の友達です、
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『男友達U』
女友達なら
手紙も書きます、
メールにハートマークも使います、
抱き合ったりもします、
二人乗りもあたりまえです、
男友達になら
どこまで?
あたりまえは
どこまででしょう?
私はあなたが
好きです、
大切です、
私はあなたの
支えになりたいです、
幸せを願います、
他の男友達と比べると
あなたは少し 特別です、
でも、あなたは私の男友達です。
いつまでも、いつまでも、
変わらないあなたで、
変わらない私たちで、
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携帯を鞄の中から探しあて
あなたの名前を探す
私があなたに
用もなく電話しようとする時
私はあなたに
特別を求めています
携帯の“発信”ボタンを押して
あなたの所に届く前に“電源”ボタンを押す
この人に求めてはいけないと
言い聞かせます
弱いふり してる場合ではないと
自分に言い聞かせます
携帯を閉じて鞄に戻します
あなたの顔を思い浮かべます
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幸せになりなさいね
あなたには きっと権利があるわ
幸せになりなさいね
あなたは きっと大丈夫よ
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根拠はないけれど、大丈夫です。
根拠はないけれど、欲しぃ言葉です。