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優花の部屋


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詩人:優花 [投票][編集]



君に

別れを告げた夜から
私は夜に 眠れない






長い 長い 夜





深い闇の中で
私は一人

孤独に耐える練習をする

涙は
もう武器にはしない
しゃんと立てない
弱い子になった気がするから

私は
誰の手がなくとも
生きていける

そうでしょ…?







郵便屋さんが
朝刊を届ける音がし
小鳥が囀りはじめ
カーテンから光が漏れだし
闇が完全に消えた頃


私はようやく
眠りにつく





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囀る(さえずる)
という漢字を初めて知りました。
パソコンは勝手に変換してくれるので
やっぱり便利です。


2010/03/09 (Tue)

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