詩人:優花 | [投票][編集] |
あの頃に戻ってみたくなって
引き出しから
何枚ものルーズリーフを
探しあてた、
不思議なコトに
あんなに好きだった
あの人を想って書いた詩は
一つもない
薄れていく記憶
あの頃の気持ちを知るすべは
引き出しには
もう 残っていないようです。
薄れていく記憶
心の引き出しには
場面がぐちゃぐちゃになったまま
整理が必要だと思わせるような形で残っています。
幸せな恋でした、
まだ幼い可愛い恋でした、
日々あなたを見れるだけで嬉しくって
あなたと おしゃべりしたなら顔が真っ赤になる
そんな恋でした。
私はいつもタイミングが悪く
その子との恋も
叶うコトはなかったけれど、
幸せな 幸せな恋でした。
幸せな 幸せな日々でした。