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在音の部屋


[21] 羊の夜
詩人:在音 [投票][編集]

少し端が欠けている 青白い月に起こされた僕は
そのまま疲れている 身体を起こして
1日中つけっぱなしのtvをみる

昨日優しかったあの人は 
いつの間にかいなくなっていて
僕はタバコの煙と一緒に 溜息も吐いた

アシッド・ヘッドの僕は 今夜も頭痛が酷くて
脳が上手くチューニングできない

だから 君の声も 僕の言葉には訳せない
おそらく...

妄想の中に出現する迫害者は
誰か という 名指しえぬ存在だった

それから 僕の脳がラジオに変わって
残酷な 剥きだしのままの僕と そうでない僕が
いろんな音を受信していく

ある夜 僕の所に 
アリエナシオンという人がやって来て
宇宙放送局の話をしてくれた

もうすぐ僕の所にも 惑星の音が届く と 
言われたけれど まだ 聞こえては来ないんだ

でも この電波は届いたよ

僕の存在意識を脅かす

天使ヲ見タラ 天使ヲ殺セ....

2004/12/24 (Fri)

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