ホーム > 詩人の部屋 > 在音の部屋 > 眠れない夜 風が窓を叩き

在音の部屋


[7] 眠れない夜 風が窓を叩き
詩人:在音 [投票][編集]

君が僕の隣で あの時のままの姿で眠っている
また君の寝顔を見られるとは
正直 思ってもみなかった

昔と変わらず 微かに聞こえる寝息と
柔らかい髪は 変わってはいないけれど

目を開ければ 僕の知っていた君ではないんだね

何があったのか 僕には話せないコトばかりなの
もう君とは 僕達 ではないんだね
それは 仕方のないコト なのだろうか

僕への思い は 僕からの思い よりも
はるかに弱くなってしまっている

目を開ければ 僕の知っていた君ではないんだね

これから 僕との時間 は
浸食されていく海岸のように
いづれは 全て消えてしまうのかな

君は僕の隣で この視線に気付くコトなく眠っている
君の寝顔を 今度は何時見れるのかな

2004/12/16 (Thu)

前頁] [在音の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -