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[139128] 君が見棄てた街
遅れて鳴る
目覚まし時計
握りしめた液晶は
体温に近くて遠い
今日かいつかの出来事
遅れて届いた
最後のありがとうは
読まずに消そう
痛みも感触もなく
今日かいつかの出来事
僕らを消した
君が見棄てた街に
その新しい朝に
長い夜の終わりに
きっと愛されていた
世界に
ほら
そして世界は
ベランダから見える程度
君がいた風景
2009/02/01 (Sun)
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