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都森 善太の部屋


[122] ある明後日
詩人:都森 善太 [投票][得票][編集]


昨日の私はよく飛んでいた
でも今日は飛ばない
空に嫌われたから
追いかけるのに疲れたから
よく眠れないから
本当は
もう飛べないから

青に浸かってする呼吸
見えなくなるもの
聞こえなくなるもの
同じ風景は癖になる
あの上にあった
たまらなく孤独だ
「もう変わらないって決めた」

だから
その日を想像して
ただ怖くて震えていた

変わり始めた瞬間
その朝は
いつもとやはり変わらずに
同じようで
飛べなくなると
両足にひとつの重さを
初めて感じる
それが命みたいで
ただ見下ろして泣いた

2008/09/03 (Wed)

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