燈は右側へ消えて蛍光灯は代わりにならない呼ぶ声は波の滴涙は渇いた向かいのシートに座る一人の少女大事そうに抱えているのはそんなものでたった一つの願いだったりして粉々にした記憶を小さな瓶に詰めて海に還す踏みしめられた白い砂浜の秘密
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