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都森 善太の部屋


[8] BRAIN LEECH
詩人:都森 善太 [投票][得票][編集]


走って通り抜けた
古ぼけた踏切も
今は靴のせいにして
止まらない影を
ただ待っていた

通りすぎていく
よろめいていて
二人乗り限定の自転車に
道を譲りながら

あの夏の日になら
殺されてもよかった

2007/07/23 (Mon)

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