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都森 善太の部屋


[93] ハントウメイ
詩人:都森 善太 [投票][得票][編集]


私が夢を覗くとき、
そこには影だけが残るだろう

似てるとすれば
アルバムに挟まれていた
薄汚れたノート
あれはひどい出来だった

幸福を溜めておくバケツは
意外と小さいもので
誰かが幸せなら誰かが不幸だと
誰かが唾を飛ばして叫んでいた

望まなければ
得る事など一つもないんだ
それが生きるという事

私が透明になれたとき
そこにはやはり
影は残るだろう


2007/12/29 (Sat)

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