頬に触れて振り向いた雪の足音にあなたを探した影は背伸びしないできっといつまで帰らない誰もいない部屋そこにある冷たいからっぽは悲しくなるから想い出でいっぱいにして、置くよ街灯に残された真っ白な光は無数に別れてやがて やがて溶けるのだろう
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