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確かに君はわがままだった
いつも僕を困らせた
でも今どんなに君を思い出しても君のいいところばかり
瞳を閉じれば
いつもの髪型で
いつもの服を着て
いつもの待ち合わせ場所で
慌てて来る僕を笑顔で待ってる
ああ君はもう本当に思い出の中だけの存在になってしまったんだね
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幸せすぎるということは逆に不幸を招く
幸せすぎるといつしか自分の幸せに気付かなくなる
そして何が幸せなのかわからなくなる
だから僕は君を失ってしまった
気付かなくなっていたんだ
君がそばにいるという幸せに
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冬の出来事だった
君は喜びながらそれを告げた
だが、僕は君の笑顔を受け入れられなかった
若さが僕らをさえぎった
やがてそれは、雪のように冷たく消えていった
君は呆然と何かを待つように立っている
雪が溶けても君には春は来ないのに
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縛られ続けた教室
僕らは籠の中の鳥
自由を求め籠から出て初めて気付いた
籠に守られていたということに外にあったのは自由ではなくて社会という名の鎖だった
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一緒にいるだけでよかった
ただそれだけでよかったはずなのに
いつしか君を求めるようになっていた
君が欲しかった
証が欲しかったんだ
二人が一つだという証が
だがそれが君を傷つけた
僕には何も残らなかった
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いつもの朝だった
いつものように服を着替え
いつものように外へ出た
何もかもがいつもどおりだった君に会いその言葉を聞くまではあっけない幕切れだった
雨が激しく降り出してきた
ぼくの涙を隠してくれるかのように
その日の雨は暖かかった
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君と出会った春
君と笑った夏
君と泣いた秋
君のいない冬
あっけなく過ぎていった1年
いつも二人は一つだった
だが君はきれいな羽根をはやしどこか見知らぬ地へ
僕という抜け殻を残して
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散り逝く運命と知りつつ花は咲く
美しい花を咲かせるため?
子孫を残すため?
ちがう
散っていくことが花にとって生きるということだから
散った花びらこそ美しい
散った花びらこそ生きた証
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君がその唇でささやけばどんな命令も聞いてしまう
君のその瞳に見つめられればどんな嘘も信じてしまう
君という存在に夢中になっていた
自分がどんどん腐敗していくのがわかった
でも、やめられない
君が側にいるだけで気持ちよくなれる
僕は君を手放さないだろう
たとえそれが麻薬に魅せられた幻覚だとしても