ホーム > 詩人の部屋 > R.Y.の部屋 > 投稿順表示

R.Y.の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 告白
詩人:R.Y. [投票][編集]


告白は
君からだったね


すごくすごく
嬉しかった

僕も君が好きだったから



でも・・・
君が好きになった僕は本当の僕じゃない・・・


君に好きでいてもらおうと
必死で「演じた自分」


このままでいるのが怖かった

何度ホントの自分でぶつかろうと思っただろう


でも出来なかった


君を失うのが怖かった

君に嫌われるのが怖かった


だから・・・

僕の方から君を手放した




あれから君には新しい彼ができて


僕も恋をして



「これでよかったんだ」


ずっとそう思ってた



でもある日
気づいたんだ



君は変わってしまった


僕のせいで



本当の自分を見せるのが怖くなってる


僕にはそんな君がわかる

僕だからそんな君がわかる


だって

昔の僕と同じだから


だって

昔の君を知ってるから




何もできない


僕には今のあなたにしてあげられるコトがない


だから

せめて
あの時の僕を伝えておきたくて


あれからもう2年も経つんだね・・・


今度は
僕から言わせてね




ずっとずっと



「大好きでした」

2009/08/10 (Mon)

[8] イス
詩人:R.Y. [投票][編集]

いつもの帰り道

独りで電車に乗ってたら
なんだか君を思いだした


放課後
君と過ごした
いつも寄ってた

あの駅に
あの場所に

なんだか突然
行きたくなったんだ



「文化祭の準備で残されてて」

苦しい言い訳で
毎日
まいにち
遅くまで2人で過ごした
あの公園



ゴミ箱の前のイス

君はわざとらしく
嫌がる反応をして
それでも2人笑って
いつも来ちゃってた


別に何もないその場所
僕たち2人がいなくなったそのイスには
いまはもう
誰も座っていなかった


君との思い出は
全部捨てちゃったから


このイスだけは

何年経っても
このままであってほしい


独り座りながら
そんなコト思った


君のコト思い出す度に
ここに来て

きっとホントは
ここに君がいるコト
期待してる


そんな未来の自分を想像してたら


なんだか
可笑しく思えて

独りで笑って
独りで泣いた


あの頃と同じ
ゴミ箱の前のイスで

2009/08/23 (Sun)

[9] 関係
詩人:R.Y. [投票][編集]


僕にとってアナタは

なんなんだろう


アナタはきっと

友達だと言うだろう



これは恋なのかな


少なくとも

僕にとっては
「友情」以上だよ

2009/08/23 (Sun)

[13] 廊下
詩人:R.Y. [投票][編集]


教室だとクラスのみんなに話を聞かれるのが恥ずいから

そんなクダラナイ理由で
いつも廊下で話してた


ドラマみたいに

屋上なんて洒落た場所じゃないんだ

だってウチの学校
屋上に鍵かかってるし


小説みたいに

授業サボってどっか行ったりはしないんだ

だって僕ら
案外マジメだし



でも
そんなとこが逆に

僕ららしくて
心地いいね


そんな他愛もないコトを
また君と話してる

この廊下で

2009/08/24 (Mon)

[14] 偶然の確率
詩人:R.Y. [投票][編集]


アナタはいつも
友達といる

ボクもいつも
友達といる


1週間に何度あるだろうか

互いに1人のときの
ばったり

その瞬間が嬉しくて


2人きりのときの
他愛もない話

その時間が幸せで



ボクは今日も
わざわざ1人でぶらついてる


小さな偶然を
期待して

2009/08/24 (Mon)

[15] ミレン
詩人:R.Y. [投票][編集]


「そりゃ・・・引きずってるよ」

「オレとってお前の存在は、あまりにも大きくて・・・」

「うん、今でも大好きだよ・・・」


「すごく幸せだったんだなーってわかったよ。ありがと、ごめんな」


・・・なんて

わざとらしくても
こんなコト言ってたら

同情とかして戻ってきてくれるかも

そんなコト考えてるオレ

マジ カッコ悪すぎ

2009/08/24 (Mon)

[19] 冗談
詩人:R.Y. [投票][編集]


『やり直したい』


その言葉を口にした途端
急に怖くなった

真剣な顔で
何か言おうとしてるキミ

それを遮るように
それから逃げるように

僕が言ったコト

『テカ冗談だし!え!?もしかしてガチだと思った−!?笑』



マジ、こんな自分が
世界で一番嫌い
世界で一番憎い



何も言わないで
ただ僕を見ているキミ


表情はわからないや

もう僕はダメだ
キミがゆらゆら揺れて見える


そんな僕に
キミは言った



『じゃあ、なんで泣いてるの?』

2009/08/27 (Thu)

[21] 失恋
詩人:R.Y. [投票][編集]


『友達でもいいから側にいたい』なんて

・・・そんなわけないじゃん

綺麗事だよ
強がりだよ



よく英雄とかが言うじゃん


『君のためなら世界がどうなろうと構わない』

それこそ君は綺麗事だと言って笑うかもしれない


でも

綺麗事に聞こえちゃうぐらい
馬鹿馬鹿しく見えるぐらい

君のコトが好きなんだ





そう言うと君はまた
結局それも綺麗事だと言って笑った

2009/09/01 (Tue)

[22] 
詩人:R.Y. [投票][編集]


少し体調が悪い

昨日期末テストの勉強で徹夜したからかな?


そんな何気ない理由で

いつもより少し早い、
1人での帰り道


駅の階段を降りると
君が1人で電車を待っていた


2年、あの日から丁度それぐらいかな

学校では何度も顔を合わせるケド
今さら声なんてかけられるはずもなかった


気づけば君の隣に立っていた


君の虚ろな瞳に僕の姿が映る


その一秒にも満たないであろう永い時間のあと、

何も云わずに互いにただ電車を待っていた


ラブソングの歌詞とか
恋愛小説とかなら

どちらかが声を掛けたりして

何だかんだで
ハッピーエンド迎えたりしちゃったりして



電車がきて

それでも2人無言で

気づけば僕が降りる駅


これが現実

今さら2人で確かめ合えるコトなんて


2年前の終わりが
夢じゃなかったというコトだけ

そもそも一緒にいたコトが
夢だったんじゃないかと思えるほどに・・・

2009/11/22 (Sun)

[23] 告白
詩人:R.Y. [投票][編集]

告白は
君からだったね


すごくすごく
嬉しかった

僕も君が好きだったから



でも・・・
君が好きになった僕は本当の僕じゃない・・・


君に好きでいてもらおうと
必死で「演じた自分」


このままでいるのが怖かった

何度ホントの自分でぶつかろうと思っただろう


でも出来なかった


君を失うのが怖かった

君に嫌われるのが怖かった


だから・・・

僕の方から君を手放した




あれから君には新しい彼ができて


僕も恋をして



「これでよかったんだ」


ずっとそう思ってた



でもある日
気づいたんだ



君は変わってしまった


僕のせいで



本当の自分を見せるのが怖くなってる


僕にはそんな君がわかる

僕だからそんな君がわかる


だって

昔の僕と同じだから


だって

昔の君を知ってるから




何もできない


僕には今のあなたにしてあげられるコトがない


だから

せめて
あの時の僕を伝えておきたくて


あれからもう2年も経つんだね・・・


今度は
僕から言わせてね




ずっとずっと



「大好きでした」

2010/02/08 (Mon)
15件中 (1-10) [ 1 2
- 詩人の部屋 -