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偏愛の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 偏愛
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だましてくれれば
だまされたふりして
あなたの愛する人の身代わりにだってなれたのに

あなたを独り占めしようなんて思ってなかったよ
ただあたしはあなたのものでいたかっただけ

あたしは幸せになんてなれなくても良かったのに
あなたの報われない恋を
あたしが支えてたかっただけなのに

嘘でもあたしを必要としてくれたら
都合のいい女の役だってこなしたのに

大事にして欲しいなんて思ってなかったよ
ただあたしが本気だって事わかってくれれば良かったのに

2005/10/15 (Sat)

[2] 別れの夜
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静かな暗黙の中に
月光が見え隠れする

それは初めて二人で泣いた夜だった
まるで子供のようにしゃくりあげた

深い海の底から太陽がのぼるまでずっと

2005/10/15 (Sat)

[3] 立ち直り
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辛くて、悲しくて、傷ついて、落ち込んで、
ボロボロに泣いた


鏡を覗いて
驚くほど腫れあがった両目を恨み
あわてふためく

2005/10/15 (Sat)

[4] 原色
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この青いどこまでも続く空の下
今 僕らが日々感じながら生きている

赤や黄色や緑のような
鮮やかな色たちもみんな
大人になればいつの日か
薄く色褪せてゆくのかもしれないね

たとえそれがセピアに変わっても
モノクロの思い出に変わったとしても
僕らはきっと忘れない

忘れたくないんだ
今 ここで生きている日々をいつまでも

2005/10/15 (Sat)

[5] ため息
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ため息は幸せを逃がすなんて嘘でしょ?

吐き出したため息の数だけ幸せにしてください。

でなきゃ割にあわないよ。

2005/10/15 (Sat)

[6] 眠らない夜
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眠れないんじゃなくて

眠らないだけです

そう思ったら

すこし楽になれた

2005/10/15 (Sat)

[7] 祈り
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すぐ隣にいるのに

こんなに淋しいなんて

一人でいた方がずっとマシ
なんて言えない

あなたがあたしを愛していないこと

あなただけはどうか気づかないでいてください

2005/10/17 (Mon)

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