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空き缶の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 卑怯者
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僕は卑怯者だから
傷付くのが怖くて
好きじゃない振りをしたの
 
どうせいつか失うなら
これ以上好きになる前に
僕は僕を殺したの
 
こんな僕を嫌いになって下さい
こんな僕から離れて下さい
 
 
どれだけ気持ちを隠しても
君を傷付けたくなくて
自分から離れられない僕は
 
卑怯者だから
 

2010/02/10 (Wed)

[2] 雑草
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例えるなら
道端に咲く雑草
 
踏まれ続け
汚れ続け
 
誰にも気付かれず
誰にも求められず
枯れていくように
 
僕も人間を辞めていくんだね
 

2010/02/12 (Fri)

[3] 「君」と君
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また君は「君」を作り
僕の目の前で笑うけど

その度君を見失う

「君」は笑ってばっかりで
君はちゃんと泣けてるの?

悲しみばかり隠す「君」は
笑い方が痛いから

ごめん
僕は「君」とじゃなくて
君と話したいんだよ?
 

2010/02/14 (Sun)

[4] 笑う
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君が私の前から消えた日は
寂しさに溺死しそうで

いつか貴方との思い出に飲まれ
私は笑えないとさえ思ってた


でもあれから数ヶ月後の私は

貴方の空けた空白にも慣れて

少しずつですが
笑えるようになっていて

いつか貴方に見せた笑顔さえ
普通のそれと
区別出来なくなってきて

でも、その方が
貴方は笑えるはずだから
それでいいって事でしょう
 

2010/02/16 (Tue)

[5] 
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綺麗な言葉で飾って
形なんてちゃんとなくて

僕の作るものは醜く
なんの価値もありはしない

それでも何で作るかなんて
僕が僕であれるから

どんなに形をなくしても
僕がわかってれば
多分それでいいんだよね?

2010/02/23 (Tue)

[6] 無題
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僕が弱かったから
僕が君の傍にいなかったから

君は僕以外を求めて
君は居なくなったんだ

今は大丈夫
独りだから

朝になるまで泣いて
明るくなって涙が消えたら

君に感謝しようか
僕が次に繋げる為に
もう失敗しない為に

何より君が笑えるように

あの時言えなかった言葉に変えて


「ばいばい」

2010/02/24 (Wed)

[7] 今になって
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小学生の時のアルバムを開くと

何故か幼い純粋さに羨ましくなる

大人になると

純粋さを捨てて ズルさを学び

傷付く事には受け身をとって

逃げ道ばかりを作ってる

全部に対して保守的で

時々自分の笑顔が不安になる


皆で走って

たまには転んで

大声で笑って泣けたあの時が


凄く羨ましくて

でも 今になってはアルバムを見て

ぎこちない笑顔を作るだけ

2010/02/24 (Wed)

[8] 辛いから
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辛いから忘れよう

辛いから忘れよう

辛いから忘れよう

でも

辛いのに忘れられない

辛いから忘れられない

2010/02/25 (Thu)

[9] いちごみるく
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犯し作り初めての君と
変質者気味の僕とで
いちごみるく作ろうよ
 
材料は君と僕
 
うっすら膜ありの唇に
筒状のみるく注ぎこんだら
 
中で赤い 赤とみるくが
混ざり、合わさって
 
いちごみるくが出来るから
 
それを指で掬って
 
子宮に異物感を感じる君に
 
 
ね?舐めさせてあげる
 
 

2010/02/26 (Fri)

[10] 重い
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重いって何?

それは君を好きって事でしょ?

それが駄目な事だとしたら

気持ちの制御なんて出来ない私は

もう誰も好きになんてなれないや

2010/02/26 (Fri)
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